旅行 坂本龍馬作
「やっと二人でここまで来れたね。」
「うん。」
 雅史と京子の二人は北海道の空港に着いたときにこう言った。
「やっと会社から有給休暇がとれて、よかったよ。」
そう、彼らは北海道に新婚旅行で来たのだ。会社ではバリバリ働いている26歳の雅史は、周囲から注目されていた。2つ下の京子とはその会社で出会った。雅史は何人ものOLから思いを寄せられていたが、京子を見た瞬間に惚れてしまい、6ヶ月の交際を経て結婚に至った。
 結婚した後もバリバリ働いていた雅史は、京子の念願の夢だった北海道に新婚旅行をすると約束したのだが、仕事でなかなかその時間が取れなかった。ようやくプロジェクトが一段落したので、今しか行くときはないと思い早速準備を始めた。
「夏の北海道って、涼しくて気持ちいいわね。」
「ああ、なんか気持ちいいなぁ。」
二人は思いをはせながら、タクシーに乗った。あらかじめ予約を入れておいたレンタカーショップに着き、そこで車を借りると二人でしばらく街をドライブした。
「腹減ったなあ。・・・ああ!?あそこの店、テレビで観た店じゃないか!?」
「本当だ!間違いないわ!」
その店はかなりの行列だったが、なんとか二人でランチを食べ、その後は街のいろいろな所に行き、二人だけの時間を楽しんだ。やがて、もう日は沈み、すっかり暗くなった時に雅史は気づいた。
「しまった!ホテル予約するの忘れてた!!」
「え〜!?うそ〜!?信じらんない!!」
「ごめん、つい、忘れちゃってさ・・・。」
早速ホテル探しを始めたが、どこも満室でなかなか見つからなかった。
「ここもだめかぁ〜。」
 雅史が深くため息をつくと、京子ははっと思いつき目を輝かせながら言った。
「そうだ、もうこうなったら牧場に泊めてもらうしかないわね?」
「ええ?牧場!?無理だよ、そんなの!ここからどのくらい離れてるんだよ!?」
「無理じゃないわよ、行ってみなきゃわかんないでしょ!もう、こうなったのは全部あんたのせいなんだから!」
「わかったよ、わかったからそんなに怒るなよ〜。」
最初は雅史も気が進まなかったが、結局そうするしかなかった。

 数十分ほど車を走らせると、ようやく牧場の看板が見えた。
「おっ、あれだな。」
そこには『馬海牧場』という大きな看板が立っていた。
「うまうみぼくじょう?変な名前・・・。」
京子がそう言った。
「この牧場に泊めてもらえなかったらどうする・・・?」
「やっぱり、野宿だろう。」
「え〜、野宿だけは絶対やだ!!」
京子が強く反発する。
「だってそれしか方法はないだろう!」
「野宿だけは絶対やだ!なんとしてでも泊めさせてもらわなきゃ!」
京子がそう言うと、二人は早速牧場の入り口に車を停めて、家屋がある方へと向かった。
「すみません、どなたかいらっしゃいますか?」
雅史がそう言うと、奥から70歳くらいのおじいさんが出てきた。
「おやおや、こんな遅くにどうしたんだい?」
「実は、ホテルがどこも満室で泊まることができないんで、ここに泊めさせてもらいませんか?」
雅史がそう言うと、その老人はしばらく考え込み、
「いいじゃろう。だが、条件がある。」
「条件って?」
京子が言った。
「牧場を手伝ってほしいのじゃ。わしと妻だけでは到底やっていけんからなぁ。人が増えると助かるんじゃ。」
「ありがとうございます。泊めてもらえるなら、なんでもします。」
京子がうれしそうに言った。

 翌日、二人は朝5時にあの老人にたたき起こされた。
「ほら、朝じゃぞ〜。」
「ええ?今何時ですか?」
雅史が寝ぼけながらで尋ねると、
「5時じゃよ。ほら、さっさと起きる。」
二人は予想外の時間に起こされたので、少し不快になった。あくびをしながら牛舎に入ると、ものすごい悪臭が鼻を突き刺した。
「うわっ、何これ!?くっさ〜。」
「こんなに臭いとは思ってもみなかったよ。」
老人は慣れているのだろうか、そのまま牛舎の奥に進んで行った。
「あのじいさん、すごいな。」
「信じらんない。よく耐えられるわね。」
二人は鼻をつまみながら、牛舎の中を進んで行った。
牛舎の片隅を見てみると、なにか置物のようなものが上の方に祀られていた。そしてその下のスペースには真新しい藁が敷いてあり、牛も馬もいなかった。
「なあ京子、あれなんなんだろう?」
「さあ、牛や馬の安産祈願じゃない?」
牛舎の隅は暗くてわかりにくかったが、よく見てみると確かにそう書いてあった。
「さあ、まずは掃除からじゃ。牛の糞をここの溝に入れてくれ。」
老人は牛の後ろ足のすぐ後ろにある20cmくらいの浅い溝を指差しながら言った。そして鋤を二人に渡し
「これを使って落としてくれ。」
と言った。
「なんでこんなことしなくちゃいけないの?」
 京子はふてくされていた。
「いいだろう、泊めさせてもらったんだから。」
最初はなんだかつまらなかったが、やってるうちに面白いと思いはじめていた。
「はぁ、やっと終わった。」
「朝食ですよ〜。」
その時、あの老人の妻であろう老婆が二人を呼んだ。

 朝食の後、しばらく休んで再び作業が始まった。牛にえさをやったり、昼には牛や馬を外に出した。
「なんか、こうして作業してるのも気持ちいいな。」
「なんかいいわよね。」
「ふわぁ〜。いい空気だよな〜。来てよかったよ。」
あくびをしながら雅史が言うと、
「そうよね、北海道って最高!!」
と、京子は言った。
一匹の馬が京子に近寄ってきた。
「あら?かわいいわね、この馬。」
「京子が好きなのか?」
雅史が冗談半分に言った。すると、馬が京子の顔をいきなり嘗め回した。
「きゃっ、いきなり何よ、もう!!」
「アハハハ、やっぱり京子が好きなんだ。」
雅史が笑った。
「ちょっと、ボーッとしてないでなんとかしてよ!」
京子が少し怒りながらいった。すると馬が京子の横でじっと止まってしまった。京子はそれを見て、すぐに馬の意を察するとその馬にひょいと乗っかったのだ。
「よく乗れたな。」
雅史はその光景に驚いた。
「こう見えても、私、乗馬の経験あるんだから。」
そして京子は馬と一緒にそこら辺をぐるっと一周した。その後も作業をやり、作業に夢中になっているうちに夕方になり、そして夜になってしまった。
「いやあ、もうこんな時間だとは。楽しいことやってると時間が早く過ぎるっていうけど本当だね。」
「うん、そうね。でも、今晩どうしようか・・・?」
すると老人が現れて、
「今日はご苦労じゃった。今晩も泊まっていかんかね?」
「いいんですか、なんか2日間も悪いですね。」
「いいんじゃよ、わしの予想以上に頑張ってくれた礼じゃ。」
「本当にありがとうございます。」
そう言って二人は深々と頭を下げた。

 その夜、二人は家屋をこっそり抜け出し牛舎に向かった。
「ここなら大丈夫だろう。」
「ここならおじいさんたちの迷惑にはならないわね。」
「どこでやろうか。」
二人は考えた。
「あそこはどう?」
京子は上に安産祈願の置物が置いてある真新しい藁が敷いてあるところを指差した。
「よし、あそこでやろう。」
「あ、起きてるのね、ロドニー。」
「ロドニー?」
「昼間私が乗ってた馬よ。覚えてない?」
「ああ、確かにそうだね。でも、そんな名前を付けなくてもいいだろう?」
「いいじゃない、名前があった方が。」
雅史はそれに反論できなかった。
「なんか馬に見られるっていうのは、どうなんだか・・・。」
雅史はたじろぎながら言った。
「いいじゃない、別に。関係ないでしょ。」
京子はさっぱりと言った。
 二人がそこに着くと
「さあ、服を脱ごうか。」
と、雅史が言った。
「うん。」
京子がうなずくと、二人は服を脱ぎ始めた。そして裸になり、お互いを抱きしめあった。
「雅史ってこんなにあったかいの。」
「京子もすごいあったかいよ。」
雅史のすでに勃起しているペニスが京子の腹にあたった。そしてキスをし始めた。そしてだんだんお互いの口を大きく広げ、どんどん深いキスとなっていった。
「舌キスってこんななんだ。」
「なんかロマンチックね。」
まだセックスの経験がない二人はその感覚に酔いしれていた。そして京子が座り股を開くと、愛液が京子のワギナからちょろちょろと出ていた。
「もうそんなになっちゃったのか。」
雅史は愛液の匂いをかぎクラッとしたが、その割れ目を丁寧に嘗め回した。時折舌が割れ目を突き破り中に入ると、京子はあえぎ声を上げた。
「もっと、もっとお。」
嘗め回すたびに愛液の量がどんどん増えていく。雅史は驚いた。キリのいいところでやめると、
「それじゃあ、そろそろいきますか。」
と雅史が言った。
「うん。」
と京子が静かに言った。
「どういうふうにやる?やっぱり騎上位?」
雅史が尋ねると、
「なんでもいいわ、はやくして〜。」
と京子が猫なで声で言った。京子がよつんばいになり、雅史が後ろからゆっくりとペニスを挿入し始めた。
「あん、あん、もっと、もっと奥まで入れて。」
慎重にペニスを差し込んだ後、雅史はピストン運動を始めた。
パン、パン、パン・・・
静かな牛舎に肌と肌がぶつかり合う音が響いた。
「ハァ、ハァ、ハァ。もっと、もっとぉ。」
二人の荒い息が静かに響いた。雅史が体を突き出すたびに京子があえいだ。すると、二人の上の置物が不気味なオーラを放ちだし、やがてそれは二人を包んでいった。二人は夢中になっていて、そのことに気づかなかった。それと、自分たちの体の変化にも。

二人の体から汗がにじみ出てきて、だんだん体が熱くなっていった。
「セックスってこんなに熱いものなのか。」
だんだん汗の量が増えてくる。そして体の底から熱さを感じた。その熱は体中を駆け回った。しばらくして、少しずつ二人の背中から栗色の毛が浮き出てきた。そしてそれはゆっくりと体を包み、手や足の方にも広がっていった。体の脂肪が熱で燃やされているのか、二人は徐々に筋肉質な体になっていった。腕や脚の筋肉がはっきりしだして、太くなっていった。胸においては、雅史の胸板は2倍近くまで厚くなった。一方京子はBカップくらいの小さかった胸がどんどん膨れだし、Eカップに近い大きさにまで膨らんだ。雅史のペニスはどんどん太くなっていき、京子のワギナがぎちぎちと悲鳴を上げた。
「ああん、痛い、痛いけど、気持ちいいわ。もっと、もっと。」
尾てい骨の辺りからは、毛が勢いよく伸びていき毛が集まっていくと、しなやかな尻尾になった。手足の爪は黒くなっていき、やがて足の爪はくっつきだして、黒く光る蹄へと形を変えた。変化はついに顔のほうにまでおよび、まず首がメキメキと音を立てながら伸びていった。その後首の後ろ側から栗毛とは少し違う尻尾と同じ色の毛が伸び出して、頭の毛と一体化して鬣になった。次に顔の骨をきしませながら顎と鼻が前に突き出していく。そして耳がピンと上に伸びて、栗毛の毛が顔を覆い尽くした。
「ハァハァ、そろそろいくぞ・・・。」
「いいわよ、早くぅ〜。」
その直後、いままで雅史の中に溜まっていた濃厚な精液が京子のワギナに勢いよく発射された。

「ハァハァハァハァ・・・。」
 二人はしばらくの間、余韻を楽しんでいた。雅史がぐったりしている京子からペニスをゆっくりと抜いた。変身に気づいたのは目の前でぐったりしている黄色い馬人の京子を見てからだった。
「京子、お前一体どうしたんだ!?」
雅史は動揺を隠せなかった。そして、自分の栗毛色の腕や脚を見てみると京子と同じように馬人になっていたと自覚した。
「ああ、なんてことだ。こんなところでやったバチか・・・?」
雅史は動揺した。そして、京子も体を起こすと雅史を見て「どうしちゃったの!?」と驚いたが、少し黄色がかった獣毛を見て京子は唖然となった。

「どうしようか・・・?」
 栗毛馬人の雅史が低い声で京子に尋ねた。
「知らないわよ。私にそんなこと聞いたって・・・。」
パロミノ馬人の京子の声も低かった。しばらく二人の間に沈黙が続いた後、雅史がこう言った。
「もうこうなったら破れかぶれで朝まで二人でやろう!」
京子は何を言っているのか理解できずに狼狽した。
「な、何言ってるの?」
と反論したが、結局京子もどうしていいかわからなかったので、
「そうね、もう後はどうなってもいいわ!朝までやり続けてやるわ!」
と言った。

 雅史は隅に置いてある鎖のついた革製の枷に目をつけた。
「おっ、いいものみーつけたっと。」
とうれしそうにいった。
「これ、手と足につけて。」
そう言って京子に手渡した。
「な、何なのこれ?あなた、もしかして・・・。」
京子は少し怯えていた。
「そう、もうわかってるよね。」
雅史が顔をニコニコさせながら言った。
「まずは君の番。さあ、早くつけて。」
と言って、京子の手足に枷をつけた。牛や馬を仕切る塀に鎖を通して、京子の自由を奪った。雅史はキョロキョロ何かを探しているようだった。
「あっ、やっぱりあった。」
と言って少し離れた棚から競馬用の鞭を取ってきた。
「これがなくちゃ、始まらないよ。」
雅史は不敵な笑みを浮かべた。
ピシャッ!
鞭が京子の体を強く打った。
「ああ!いったー。何すんのよ!」
京子が叫んだが、雅史は微笑を浮かべて再び鞭を打った。
「ああん!なんか癖になりそう・・・。」 そう言うと、
「あははは、もっと喘げ!」
と言って、雅史はまた鞭を打った。しばらく鞭を打っていると、京子のワギナから愛液が垂れだし、鞭を打つたびに愛液が出てきた。
「これは面白い!ふはははは!」
と言って雅史はさらに勢いよく鞭を打った。次に雅史はえさ入れにある人参を取ってきて、京子のワギナをグリグリやったり差し込んだりした。
「ああん、やめて、それはやめて・・・。」
と言う京子の弱々しい声に耳もくれず、一気に奥に差し込んだ。すると、一気に京子の愛液が人参を押し出して勢いよく噴出した。雅史はそれに驚いた。

 その後、二人とも疲れてしまいぐったりしていた。京子の体にはまだ鞭の痛みが残っていた。
「よし、もういいよ。」
そう言って雅史は枷を京子から外した。京子は枷を外されると、いきなり元気になり目を輝かせて
「今度はあなたの番よ。」
と言った。雅史は唖然としていたが、
「だってあなた、まずは君の番って言ったわよね。」
雅史は“しまった!”と心の中で言った。
「さあ、はやく枷をつけなさい!」
と強い調子で雅史に言った。雅史はしぶしぶ枷を取り付けた。そして
「いままでのお返しよ!」
と言って激しく鞭を打った。京子は自分の体に残っている痛みを忘れないうちに雅史に鞭を打ちたかった。
「うっ!」
雅史が唸った。
「くそう・・・。」
と京子に調子に乗ってやり過ぎたことを後悔していた。
「あぁ、でもなんかこの痛み、京子が言うように癖になりそう・・・。」
雅史は表現できない快感を得ていた。京子が鞭があった棚を見て
「私もいいものみーつけた。」
と言い、そこから小さなベルトを取ってきた。京子はそれを雅史のペニスに取り付けた。
「これで簡単に出ないわね。」
雅史は困ったような顔をした。京子はその顔を見て
「かわいい顔しちゃって。まだまだこれからよ。」
とうれしそうに言った。
 しばらく鞭を打っていると、雅史のペニスが溜まっている精液で怒張していた。雅史の顔はもう半分逝ってしまっているようだった。京子自身も疲れたので、ペニスのベルトを外すと、勢いよく精液が飛び出してきた。いきなり顔にかかったので京子は驚いたが、雅史のペニスを咥えて全て飲み干した。顔に残っている精液も舐めて
「ザーメンってこんなにおいしいのね。」
と言った。雅史も息を切らしながら
「君のも・・・おいしいよ・・・。」
と言った。

 しばらく休憩して、京子が
「色んな体勢で私とやってみて。」
と言い出したので、雅史は快く了解した。
「今度は正常位でいってみる・・・?」
と雅史が提案した。
「それもいいけど、だっこして・・・。」
と京子は言った。雅史は京子をひょいっと持ち上げると、まだ勃起しているペニスを京子のワギナに刺した。そのまま雅史は体を上下に揺らし始めた。
「あん、あん、これよ、この感覚よ・・・。」 とすでに興奮していた。喘ぎ声が揺れにともなって途切れ途切れに聞こえる。
 しばらくして
「いくぞ・・・。」
と言うと、京子の子宮に雅史の精液が勢いよく当たった。雅史は太い腕を使って慎重に京子を藁の敷いてある床に倒すと、ペニスを抜かずにそのまま体を重ねた。
「ああ、ザーメンが・・・。私のお腹に・・・。」
京子は快感に満ちた静かな声で言った。雅史は息を荒くして
「まだまだこれからだぞ!」
と気合を入れて言った。その後も二人は色々な体勢を楽しんだ。雅史の射精はもう10回を越してしまっていた。雅史は京子が疲れて眠そうにしてもやり続けた。そしてとうとう雅史も疲れてしまい、二人とも抱き合うような体勢で眠った。

 眠りから覚めたのは雅史が先だった。顔の右側に冷たいコンクリートの床が当たっていた。
「京子・・・。」
雅史の目の前にはまだ夢の奥深くにいる優しい寝顔があった。
「綺麗だな・・・。」
雅史はそう言って、まだ刺さっていたペニスを静かに抜いた。すると膨らんでいた京子の腹がどんどんしぼんでいった。京子のワギナから流れる液をしばらく見て、もったいないと思い、京子のワギナに自分の口をつけて液を全てすすった。
「うますぎる・・・!!」
そう言うと、京子がその声に気づいて起きた。
「二人の精液が混じったものを飲めたなんて、最高だよ!」
と起きたばかりの京子に言った。
 外を見てみると、もう大分明るくなっていた。
「そろそろ、どこかに逃げないと。じいさんが来ちゃうよ。」
雅史が叫んだ。
「どこかってどこよ?」
京子が尋ねた。
「とにかくここから遥か遠くに離れよう。」
そう言うと、雅史は京子の手を引っ張り、牧草地を駆け抜けた。変身したおかげで、走るのは人間のころとは比べ物にならないくらいだった。

 老人がいつものように牛舎に入ると、すぐに変わっていることに気がついた。
「また1組、誕生してしまったか・・・。」
藁の敷いてある所や、枷が二人の精液で汚れていた。

 そのあと、地元の新聞が『馬の頭をした人を山の奥で発見』という記事を発行した。その写真には大人と同じ大きさの者が2人、子供くらいの者が3人写っていた。しかし、人々は合成写真かやらせだと真っ向から否定した。


 終
表紙へ